『西郡地区の絆を推進する会』(絆塾)の歩み
宅地開発による新しい 住民の急増、高齢化の進行などによる地域活動の弱体化などの課題を抱えていた西郡地区で、地域の歴史や記録を残したいとの要望が地域の 長老の皆様から自治会に寄せられました。
これを実現するため、自治会を 中心に 、公民館西郡分館、福祉委員会、子供会など地域の諸団体と協力して「西郡地区の絆を推進する会』(絆塾)を結成し、総社市市民提案型事業に応募し地域を活性化するための活動を開始しました。平成27年度に は『西郡の歴史とくらし』「歴史編 」、29年度に は新しく住まわれた方々へのガイダンスとなる「くらし編」を発刊しました。更に 地域情報の共有化を目的に、「絆塾ニュース」の毎月発行、防災や健康に関する講演会の毎年 開催、 ホームページの運用、地域に残る貴重な映像の収集とデジタル化による 公開などの活動を行ってきました。
さらに 地域の最大の懸案課題となっていた福山などの共有地 を自治会へ移管するため、共有組織の自治会への合併、自治会の地縁法人化ならびに共有地の所有権移転手続のサポートを行い、令和2年3月に全ての手続を完了して、 旧共有地を地域の財産として自治会が管理・活用できる態勢を創ることができました。
今地域が直面している最大の課題は、地域の防災力強化と感染症対策です。このため、地域の拠点 となっている公正館 に無線LAN(Wi-Fi)、共用パソコン、非常用発電機、ソーラー充電器などを整備し、公正館が地域の防災・感染症対策拠点として機能するために必須となる情報交換・危機管理設備を整えてきました。
令和元年度に実施した最大の行事は、総社高校ご出身で災害看護学や避難所の感染症対策がご専門の高知県立大学教授神原咲子先生、1名の犠牲者も出すこと全員避難を達成された下原・砂古自主防災組織副本部長川田一馬氏、山手宿地区ご在住(熊本県益城町のご出身)で 一昨年の豪雨災害時に総社市が多大な医療援助支援をいただいたAMDA理事難波妙氏をお招きした『総社防災シンポジウム』を開催したことでした。
令和2年4月の自治会総会では、開発が進行する地区から30歳の清新な自治会長や複数の若手 副会長が選出されるなど、新しい流れが始まりました。絆塾は令和2年5月から広報、防災などの活動を西郡自治会に移管し、自治会の企画広報部、防災部として貢献していきたいと考えますので、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
地縁法人西郡自治会
参考資料
西郡地区の絆塾を推進する会(絆塾)の活動年譜
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平成27年度 |
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平成28年度 |
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平成29年度 |
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平成30年度 |
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令和元年度 |
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